始まったよ~


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001 2025/05/02(金) 21:02:01 ID:8rn/aEYMsI
君たちはどう生きるか

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115 2025/05/11(日) 11:54:28 ID:ILzpy1JLEs
遅ればせながら観てみたがね。
千と千尋の主人公男子版って感じで、ほとんど精神病患者の夢想みたいなファンタジーが、
ちゃんと意味の通った話へと帰結して行く手法は、やっぱり見事だと思うね。

一方で、主人公が戦前世代でもなければあり得ないほどの、毅然とした子供で、
今の子供や若者はおろか、団塊以下の戦後世代の年寄りにすら、
あまり感情移入ができないんじゃないかとも思われる。

宮崎駿本人も、創作人生の集大成と自認しながら取り組んだ作品らしく、
セルフオマージュ的な描写がこれでもかと詰め込まれていて、
別の人間が作ったのならパクリと批判されかねないほどである。

なおかつそれで改めて思わされたのは、宮崎駿といえども、アニメ表現にかけての
自前の手法っていうのはそれなりに限られた数に限られていて、視聴者を確実に楽しませて
かかれるようなアニメーション技法を編み出したりすること自体が、至難の業なのだと知れる。

逆に、手塚治虫の漫画表現の引き出しなんて、ほとんど無限大といっていいぐらいだが、
それを自身のアニメにまともに落とし込めたような試しもほとんどないので、
今見ると宮崎以降の作品と比べて非常に質が低い。漫画業の片手間で作ってたから
なのもあるだろうけれど、やはり漫画とアニメというのは相いれない部分があるのだなと思う。

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118 2025/05/11(日) 12:51:20 ID:ILzpy1JLEs
自分で描いた漫画版ナウシカの全編を、
もう自分でアニメ化することがなさそうなのも、おそらくは、
今の表現技法のストックだけでは、満足にアニメ化できそうにないから。

仮に庵野秀明や息子が作ったら、
それは駿版とはまったく別モノになるのに違いなく、
そのほうが下手に自分で作って劣化したなんて言われるよりマシ、ともなる。

粗製乱造を決して許すことなく済ませる創作人生。
それが全世界から期待されるだけの立場にあったのだから、
そんな界隈の職場でパワハラが横行してたのも仕方ないわな、となる。

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119 2025/05/11(日) 19:36:21 ID:ILzpy1JLEs
[YouTubeで再生]
たとえば、このアニメ版「このすば」で有名な金崎貴臣監督なども、
超高速の作画演出で話を畳みかけて行くあり様が、まさに鬼才の所業で、
パルプフィクションの脚本家のような洋画の巨匠にまで高く評価されてるんだが。

「原作ラノベの挿絵担当がかわいそう」と言われるほどのキャラ造形崩しまくりで、
好きな人は好き、嫌いな人は徹底して受け付けないような作風でもあるもの。

宮崎駿クラスだとそんなことは許されず、作品内容への賛否はあろうとも、
アニメ作品としての質は国内外から最高の評価を受けるのでなければならない。

そうなると、作画表現の技法をたとえ大量に思いついたところで、
その中で採用にまでこぎつけられるようなものはごく一部に限られてしまう。
だから、そんなに新しい手法で好き勝手できない、といった問題も生じるわけだ。

ジブリ作品という枠組みにおいてであろうがなかろうが、ナウシカ全編を
アニメ化できるほどの、そのような技法の取り揃えは、これからの人々に
託されているわけで、アニメ界最大の巨匠が遺したその宿題に、
いずれは真っ向から挑んで遂行する人が現れてほしいものだな。^^

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