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>>158の続き)
トランプ政権も高市政権も、大多数の民意によって選出された政権であるのには違いなく、
ただその民意が極度のヒステリー状態に駆られたり、アメリカからの暴力の脅しに屈する
卑屈さに駆られたりといった、人間的な問題性を抱えているのが明らかであったために、
もはやアメリカの権力者層が是が非でも取り潰してかかろうとする事態に至っている。
良くも悪しくも、集団ヒステリー状態に陥った民意をそのまま聞き入れることで出現した
ナチスドイツの失敗の二の轍を踏むまいとしている。民主主義こそが人類にとって最善の
イデオロギーであるとする観点からは、その理想を挫く敗亡の事態ということになるが、
そもそも民主主義なんかがイデオロギーとして最善なわけですらないとする観点からは、
さもありなん、それぐらいあって当然な便宜にすぎないと承認することもできる。
さりとてそれは、今なら中露北あたりの、民主主義陣営が目の敵にして来た専制主義国に
とっても好都合きわまる事態であるわけで、一つ覚えから一つ覚えへと振りきれやすい
西洋精神に囚われたままでいれば、連中と同様な専制の激化を自分たちとしても
開き直ってかかろうとするような真似にも及びかねないもの。専制であれ民主制であれ、
行き過ぎれば結局は無残な独裁支配を招くことになるという実情を鑑みて、
政治行為全般が無為自然こそを尊ぶ、東洋的な穏健さにこそ即するのでなければならぬ。
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